息子さんが大怪我した話。
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
かなり辛い出来事だったので、かいつまんでお話しします。
それは遠出先でのこと。
皆でいったショッピングモールにたまたま大きな水場があり、息子さんも遊びたそうにしてました。
とはいえ水着やビーチサンダルは持ってきてなかったので、しょうがなく裸足にだけなってもらってパパと一緒に水場へ。
飛んで走っての大はしゃぎであっという間にずぶ濡れに。パパもしばらくは一緒に遊んでましたが、さすがに1時間後は体力の限界だったので少し離れたベンチに移動してぼーっと眺めてました。
……が、これがいけなかった。
息子さんの動きが何やら急に鈍くなり、ズルズルと足を引きずるようにして私の元へ戻ってきました。すると、
「足がおかしくなっちゃった…」
何事だ?と思って足を見ると、息子さんの右足の親指から大量の出血が…!
しかも親指の爪から先の肉がごっそり千切れかけており、本当に薄皮一枚でプラーンと垂れ下がったいました…
あまりにショッキングな状況にパニクる私。どうにかタオルで止血しようとするも、全く止まる気配もなく…あたりはどんどん血まみれになっていく…
そんな中、後から気づいて来てくれた奥さんがもの凄く冷静に緊急医療電話相談に電話し、的確に情報を伝えて今行ける緊急外来を手配してくれました…
す、すごい…なんて頼りになるんだ…
その後のことは奥さんに言われるがままだったので正直あまり覚えてないのですが、泣きそうな顔で息子をかかえて行き、病院で奥さんに息子を預け(コロナ禍のため付き添いは1人までなので)1人外で待機してたようです。
縫合が得意な先生だったこともあり、息子さんの親指はどうにか縫い合わせていただけました。
それから一週間以上たち、現在は幼稚園に復帰するまでに傷も回復しました。
とはいえ、あの時遊ばせる時にちゃんと最後まで見ていれば…サンダルを買って履かせていれば…という後悔の念が毎日何度も何度も襲ってきます。
子供はいつどういう事故に遭うか本当に分かりません。ちょっと心配しすぎだろ、くらい心持ちが丁度いいのかもしれません。
皆さんも子供と出かける時は気をつけて行動をみてあげてくださいね…
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